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「南城市におけるライフスタイル・センシング実証事業協定」締結式(2025/03/19)
南城市(古謝景春市長)と、株式会社オーシーシー(天久進代表取締役)、OTNet株式会社(丸米郁男代表取締役社長)、MBTリンク株式会社(梅田智広代表取締役社長)の3事業者は、「水道スマートメーター」と「電力センサー」を組み合わせた全国初となるライフスタイル・センシング(健康管理・安心・安全見守りサービス)実証事業に関する協定を締結しました。

「南城市におけるライフスタイル・センシング実証事業協定」締結式
(左から株式会社オーシーシーの天久進代表取締役、MBTリンク株式会社の梅田智広代表取締役社長、古謝景春市長、OTNet株式会社の渡具知武之専務取締役営業本部長)
これまで市では、株式会社オーシーシーとOTNet株式会社の2事業者と協力し、令和3年4月から令和4年10月にかけて、対象世帯の水道の使用状況を家族などに知らせる「水道スマートメーターによる高齢者見守り実証実験」を市内の高齢者単身世帯で実施しました。
今回の実証事業では、「水道スマートメーター」に加えて、電力使用状況から健康状態を把握するMBTリンク株式会社の「電力センサー」を高齢者単身世帯に設置します。水道の使用データと、家電等の稼働時間をもとに高齢者の生活パターンを分析し、生活習慣をスコア化します。通常と違う生活パターンや異変があれば、家族や見守り支援者へスマホアプリやメールで知らせます。実証事業の対象は市が選んだ10世帯で、期間は令和7年4月から令和8年3月までです。
市では、令和6年度から3年間にわたり、「第9期高齢者保健福祉計画」を推進し、「地域包括ケアシステムの深化・推進」に向けた取り組みを進めています。今回の実証事業はその一環として実施され、ICT技術を活用した実用的な高齢者見守りシステムを構築し、高齢者が安心して暮らせる環境を整え、地域社会全体で支え合う仕組みを構築し、地域共生社会の実現を目指します。
古謝市長は今回の実証事業を通して「独り暮らしや身寄りのない高齢者が、住み慣れた地域で、いつまでも安心して暮らし続けられるよう、課題を整理し、ICTを活用した見守りサービスの実現の可能性を検証していきたい」と、期待を寄せました。