生活基盤
市民課業務の一部を民間委託
質を高めた行財政改革を。
行財政改革で市職員の数は減る中でも、市民サービスの低下はあってはなりません。民間の能力や経験を活用し、より効率的な公共サービスの提供を目的として、市民課の窓口業務を一部民間に委託しました。
島尻環境美化センターの方向性を決定
難しい問題でしたが、住民との直接対話を重ね、ようやく方向づけができました。
ごみ焼却施設である島尻環境美化センターの老朽化が進み、基幹改良をしてゴミを燃やし続けるか、または閉鎖して跡地に一般廃棄物の最終処分場を建設するかの判断をしなければなりませんでした。
最終処分場の問題は沖縄本島南部6市町との協議会が持たれていましたが、その候補地決定を巡って13年以上も話が頓挫した状態でした。そこでコザ景春は15年期限の輪番制を提案。最初の候補地を南城市の島尻環境美化センター跡地にすることで、協議が大きく進展し、南部6市町の輪番の順位も決定しました。
一方、粘り強く地域住民と意見交換を行い、1年9ヶ月を経て理解が得られ、環境に配慮した被覆型の最終処分場の受け入れが決まりました。これからもゴミ減量化も合わせ、難しい問題にも目をそらさず、市民の皆様と一緒になって地道に課題解決にあたってまいります。
市のほぼ全域で光インターネットが開始
いまやICT基盤は快適な暮らしに欠かせないインフラです。
これまでも無線のWiMAXなど、市が先導を切ってブロードバンド環境を整備してまいりましたが、やはりまだまだ快適なインターネット環境とは言えませんでした。
コザ景春は通信事業者との粘り強い交渉で大里・佐敷地域で光インターネットサービスの開始にこぎつけました。次いで、一括交付金を活用して玉城・知念地域でもサービス開始。
これを機に、さらなる若者の定住促進・企業誘致に全力を傾けてまいります。
馬天シータウンを造成
新しいまち「馬天シータウン」で快適な暮らしを。
スーパーマーケットや病院、おしゃれなカフェなど、海沿いのまちは光にあふれています。新築の一戸建てやアパートも建設ラッシュ。市外へ流出していた若い世代も家族をつくって戻ってきており、人口増加も堅調です。
夢と希望、やすらぎと生きがいのある暮らしをこれからも創造していきます!
広域行政窓口サービス開始
他市町村との連携でより効率的な市民サービス提供につとめています。
住民票や各種証明書を沖縄本島南部の他市町村の窓口でも発行できるようにしました。日中、職場が市外の場合も、提携している南部市町村の窓口であれば各種証票を取得いただけます。
各種証明書の自動交付機設置
市民サービスの向上につとめています。
行財政改革で職員数を減らして行く中でも、市民サービスの低下はできるだけ避けなければなりません。市民の皆さまから要望の多い、住民票や各種証明書を発行する自動交付機を設置いたしました。窓口で発行するよりもお安く、お待たせせずにご利用いただけます。
奥武橋、開通
100年橋、3世代が渡る開通式は感動的でした。
市内でも観光スポットとなっている奥武島と本島をつなぐ橋が完成しました。昭和11年に区民総出で作った初代の木造橋から数えて6代目。100年の耐久性を有しています。
国道331号中山改良の一部区間開通
安全で便利な交通網は快適な暮らしに欠かせません。
国道331号の当該区間は、路線が蛇行し、また過去には土砂崩れにより通行止めになるような問題がありました。
国の行財政改革により、一時は凍結された工事でしたが、多くの市民も参加した再開を求める運動により、一部区間開通の運びとなりました。
南城市陸上競技場、完成
市の陸上競技大会を市内で開催する念願が叶いました。
実はそれまで南城市陸上競技大会は市外を会場に行われていました。規格を満たした競技場がなかったためです。市民の皆さまにはご不便をおかけしました。
新しく生まれ変わった南城市陸上競技場は、雨天にも利用できるトラックや美しい芝が評価されています。国内外のプロのアスリートやサッカーチームも利用しており、スポーツツーリズムの推進にも重要な役割を担っています。
南城都市計画区域スタート
南城市の発展のためにどうしても成し遂げなければならないプロジェクトでした。
南城市独自の都市計画区域を作ることです。
それまで、市の大里・佐敷地域は那覇広域都市計画区域に組み入れられていました。その結果、新しい建築物が建てられないなどの弊害が生じ、人口の減少に歯止めがかからない状態でした。
一方、自然景観を保全すべき玉城・知念地域は自由にどのような建物でも建築できる状態でした。
そこで、私たちは那覇広域都市計画区域を離脱し、開発と保全を両立させる南城市独自の都市計画区域を策定することを決断しました。
大里・佐敷においては建築制限を緩めると同時に、全国に例を見ない規模の風致地区(緑を守る制度)、パチンコ店など特定の建物の立地を制限するなど、特色ある都市計画となっています。
その結果、現在では人口も増加傾向にあり、合併以来、最高の4万1千人を突破しました。